SAP、自律型企業構想の中核にClaudeを採用

SAP Sapphire 2026の初日、CEOのChristian Kleinは「SAPは将来もソフトウェア企業なのか」と問いかけた。彼が示した答えはAutonomous Enterpriseで、SAP Business AI Platform上に200以上の専門エージェントと50以上の領域別アシスタントを並べる構想だ。

その中核推論層に置かれたのがClaudeである。SAPのJouleはJoule Agentsへ進化し、S/4HANA、SuccessFactors、Aribaをまたぐ計画、ツール呼び出し、判断をClaudeが担う。決算締め、国をまたぐ休暇計算、サプライヤー変更、CFO向け資料作成が例として示された。

SAPはAnthropicだけに賭けているわけではない。Microsoft、AWS、Google Cloud、Palantir、NVIDIAも基盤に入る。ただしClaudeは最も価値の高い「頭脳」の位置を取った。株価下落とECC保守期限が迫るなか、AIエージェントはS/4HANA移行を促すカードにもなる。

参考資料:SAP News Center、The Next Web、Analytics India Magazine; CocoLoop