Accelは火曜日、ワルシャワ発のAIスタートアップViktorに対し7500万ドルの資金調達ラウンドを主導した。ViktorはSlackやTeamsに仮想的な同僚を埋め込む。
簡単に言えば、Viktorはあなたの会社のSlackやTeamsのワークスペースに「Viktor」という名前のチームメンバーとして座っている。あなたが@メンションすると、タスクを実行してくれる。
Accelが7500万ドルを投じた理由
主な指標:
- 2月に公開
- 3カ月でARR1500万ドルを達成
- 12,000チームがSlackまたはTeamsに導入
- ある顧客はViktorにMeta Adsの設定を確認させたところ、広告予算を週1万ドル節約できることが判明
- 別の顧客は30日間で13万3752ドルの経常収益を追加
- さらに別の顧客は480万ドルの予算を削減
SaaSでこのような成長が見られるのは、製品がニーズに合致したか、ユーザー行動の転換点を捉えた場合の2つだけだ。Viktorは両方を同時に捉えた:
- 企業はすでにSlack/Teamsを使用しており、Viktorはプロセス変更を必要とせず、そのまま導入できる。
- Google DriveからMeta Ads、NotionからShopifyまで、3,000以上のツールと統合。
CopilotやAgentforceとの違い
Accelのパートナー、Zhenya Loginov氏は「Viktorはチームメンバーであり、パーソナルアシスタントではない」と語った。
わかりやすく言えば、ほとんどのAIアシスタントは個人向け(ChatGPT、Copilot、Claude)だが、Viktorはチーム向けに設計されている。
- Salesforce Agentforce:Salesforceエコシステムに依存し、顧客はCRM全体を導入する必要がある。
- Microsoft Copilot:Officeスイートに固定され、SaaS横断的な能力は限定的。
- Viktor:Slackネイティブのサードパーティアプリで、SaaSエコシステムに縛られない。
Viktorはモデルの品質で競うのではなく、埋め込み位置に賭けている——ユーザーに最も近い者が勝つ。ワルシャワのチームは、未来のワークプレースエージェントは最も強力なモデルではなく、摩擦が最も少ないものが勝つと確信している。
創業者たち
CEOのFryderyk Wiatrowski氏とCTOのPeter Albert氏はMeta AIで同僚だった。Meta退職後、夜間にAIエージェントを2年間試作し、Meta、Google、Oxford出身の6人チームを結成してViktorを設立。本社はワルシャワ、ベルリンにもオフィスを持つ。
注目のエンジェル投資家:
- Slack共同創業者のStewart Butterfield氏とCal Henderson氏——Slackでどのアプリが成功するかを最もよく知る。
- SynthesiaのCEO Victor Riparbelli氏
- DeepMind、Figma、ElevenLabsの幹部
大きな賭け
Viktorの賭けは、AIエージェントはスタンドアロンアプリとしてではなく、SaaSスイート内の「統合された従業員」として登場するというものだ。
もし正しければ、OpenAIやAnthropicが進める独立型ChatGPT Agent/Claude Coworkの道は迂回される——顧客は別のAIサイトを開く代わりに、Slackで@Viktorするだけで済む。
もし間違っていれば、Microsoft 365 CopilotやSalesforce Agentforceと正面から衝突し、結果は営業力の速さ次第となる。
Accelからの7500万ドルがどれだけ持つか——現在の顧客成長率を考慮すると、来年の今頃にはシリーズBが行われる可能性が高い。
出典:Exclusive: AI startup Viktor raises $75 million to put a virtual 'coworker' in Slack and Teams(Fortune);CocoLoop、Viktor takes $75m from Accel to put an AI coworker inside Slack and Teams(The Next Web);Welcome, Viktor: The AI coworker for the modern workplace(Accel)