Perplexityはより賢い検索エンジンだと思っている?それは昨年の話だ。
4月の時点でPerplexityは、マーケティングキャンペーンの計画、広告配信の最適化、さらには米国連邦税申告書の完全な作成まで代行する製品「Computer」を販売している。検索は単なる入り口であり、終着点ではない。
ARRが50%増加、検索だけが理由ではない
3月、Perplexityの年換算収益(ARR)は4億5000万ドルを突破し、前月比50%増となった。この数字の背後には、真のビジネスモデルの転換がある。
タイムラインを比較する:
- 2024年初頭:ARR約1000万ドル
- 2025年半ば:1億4800万ドル
- 2026年3月:4億5000万ドル
成長曲線は一段階以上に急峻になっている。これは単なるユーザー増加ではなく、製品の性質そのものが変化したことを示している。
Computerとは何か
Computerは検索エンジンではない。OpenAI、Anthropic、Googleなど19のモデルプロバイダーの機能を組み合わせ、マルチステップのワークフローを実行するオーケストレーションレイヤーである。
具体的な機能:
- 文書のレビューとマーケティング計画の策定
- 広告配信のリアルタイム調整
- 米国連邦税申告書の完全な作成(「Computer for Taxes」)
- エンドツーエンドの複雑なワークフローの代替
内部テストのデータがある:Computerは、かつて年間25万ドルかかっていたマーケティングテクノロジースタックを、週末で代替した。この数字は真剣に受け止める価値がある。
ビジネスモデルの転換
2つのことが同時に起こった:
広告の廃止:Perplexityは2月に広告事業を停止した。理由はAI出力の信頼性を保護するため。これは重要なシグナルだ——同社はトラフィックマネタイズではなく、サブスクリプションと従量課金に賭けている。
従量課金の導入:サブスクリプションモデルは固定月額料金から従量課金に変更され、透明性のあるトークンコストと支出上限が設定された。Maxプランは月額200ドルで基本枠を含み、超過分は原価に近い価格で課金され、プラットフォームプレミアムは加算されない。
この価格設定モデルは、消費者向け製品というよりもエンタープライズソフトウェアに近い。
この一手の標的は誰か
表面的にはPerplexityは検索エンジンと競合しているが、その位置づけはもはや正確ではない。Computerの競合相手は、Google SearchよりもSalesforceやHubSpotといったワークフローツールに近い。
同時に、スタートアップコンテストも開始された:米国ユーザーを対象に、Perplexity Computerを使って8週間でゼロから会社を立ち上げ、賞金100万ドルを競う。このコンテスト自体が最高の製品広告である——もしComputerが本当に8週間でビジネスを軌道に乗せられるなら、その価値は月額200ドルをはるかに超える。
Perplexityは検索エンジンというレースからは離脱した。次のステージの競合相手は、決して楽な相手ではない。
出典:CocoLoop、Perplexity revenue surges 50% as AI startup shifts from search to autonomous AI agents(Tech Startups);Perplexity News April 2026(blog.mean.ceo);Perplexity Launches 1 Million AI Startup Competition(Comparos.in)