AIを使うたびに同じプロンプトを打ち直すのにうんざりしていませんか?
多くの人が経験したことがあるでしょう。Chromeを開くたびに、同じ文章をGeminiに貼り付けている自分に気づく——「この記事の要点をまとめて」「このページの栄養成分データをすべて抽出して」……
Googleが4月14日にリリースした「Skills」機能は、この問題を解決するためのものです。よく使うプロンプトをワンクリックで呼び出せるワークフローとして保存し、次回から直接利用できるようにします。
Skillsの使い方
操作手順は非常にシンプルです:
- ChromeサイドバーのGeminiダイアログで、保存したいプロンプトを入力します。
- 「スキルとして保存」ボタンをクリックします。
- 次回からは、入力ボックスで
/を入力するか、+ボタンをクリックしてこのスキルを見つけ、ワンクリックで実行します。
Skillsの実行時は、現在のページと追加で選択したタブに対して同期実行されます。つまり、5つの商品ページを選択し、Geminiにすべての製品パラメータを横断比較させることをワンクリックで行えます——各ページに個別に質問する必要はありません。
Googleはまた、50以上のプリセットスキルテンプレートを提供しており、以下のシナリオをカバーしています:
- 生産性(文書の要約、重要ポイントの抽出)
- ショッピング(仕様の比較、最適価格の検索)
- 健康的な食事(レシピのタンパク質量、カロリー計算)
- 予算管理(請求データの解析)
これらのプリセットテンプレートはすべて編集可能で、自分の使い方に合わせてカスタマイズできます。
注目すべきセキュリティ設計
Skillsは「書き込み操作」を実行する際に、確認ダイアログを表示します——メール送信やカレンダーへのイベント追加など、ユーザーが明示的に確認をクリックする必要があります。この設計により、プロンプトの自動化が行き過ぎて誤操作が発生する問題を防ぎます。
多くのサードパーティ製ブラウザAIプラグインの権限管理よりもはるかに信頼性が高いと言えます。
制限事項
現在、Skillsは以下のユーザーのみ利用可能です:
- Chromeデスクトップ版(Windows/Mac/ChromeOS)
- ブラウザの言語設定が英語(米国)
- Googleアカウントにログインしていること(Google AI ProまたはUltraサブスクリプション)
モバイル版はまだサポートされておらず、多言語版の提供時期も未定です。
この機能の真の価値
表面的にはこれは「プロンプトのショートカット」ですが、その背後にあるロジックはブラウザレベルの軽量自動化に近いものです。
Geminiは現在、タブ横断での実行、カレンダーへの書き込み、メール送信が可能です——Skillsの再利用可能なトリガー機構と組み合わせることで、Chromeは事実上「AIパーソナルアシスタントがブラウザに常駐する」方向へと進んでいます。
PerplexityやArcなどの製品が推進してきた「AIブラウザ」のコンセプトと比較すると、Googleが選んだ道は「既存のブラウザにAI機能を組み込む」というものです。どちらの道が勝つかはまだわかりませんが、GoogleにはChromeの65%という市場シェアという強みがあり、この一手のカバレッジは他のプレイヤーには及ばないものです。
参考元:CocoLoop、Google adds AI Skills to Chrome to help you save favorite workflows(TechCrunch);Google announces 'Skills' for Gemini in Chrome to quickly run custom workflows(9to5Google)