Crunchbaseの年末総括が6つのグラフを公開し、データから浮かび上がるのはただ一つの印象だ。AIが世界のベンチャーキャピタルを吸い上げている。
主要数字
- 2025年の世界のAI投資額:2023億ドル(前年比75%増)
- AIが世界のベンチャーキャピタルに占める割合:約50%
- 基盤モデル企業の資金調達額:800億ドル(2024年の2.6倍)
- OpenAI + Anthropicが世界のベンチャーキャピタルに占める割合:14%
2社で世界のベンチャーキャピタルの7分の1を占めるという集中度は前例がない。
地域の集中
- 米国がAI投資の79%を獲得(1590億ドル)
- サンフランシスコ・ベイエリアだけで1220億ドル
- ベイエリア1地域が米国他の全地域の合計を上回る
ベイエリア以外でAIスタートアップを立ち上げると、資金調達の難易度が数倍跳ね上がる。
資金調達の構造
50%超が5億ドル以上のメガラウンドから来ている。世界のベンチャーキャピタルの60%、米国の70%が1億ドル以上の取引に流れている。AI分野では少額の資金調達はもはや主流ではない。
2026年第1四半期はさらに異常
基盤モデル企業だけで24件の取引で1780億ドルを調達——2025年通年の2倍に相当する。
2月の世界のスタートアップ資金調達額は1890億ドルで過去最高を記録し、主にOpenAI(1100億ドル)、Anthropic(300億ドル)、Waymo(160億ドル)が牽引した。
これはバブルか?
資本の集中度は2000年のインターネットバブル期をすでに超えている。しかし当時と異なるのは、トップ企業には実際の急成長する収益があることだ。
Anthropicの年換算収益は140億ドル、OpenAIはそれ以上と伝えられている。これはパワーポイントのピッチで作られた空中楼閣ではない。
真のリスクは中間層にある——5000万~1億ドルを調達したものの、プロダクト・マーケット・フィットを見つけられていないAIスタートアップだ。VCは2026年に統合と淘汰の波が来ると予測している。
出典:CocoLoop、Crunchbase News年次報告書