Chromeの横に出るClaudeは、単なるチャット欄ではなくなった。AnthropicはClaude in Chromeの側面パネルをClaude Coworkセッションとして作り直し、ブラウザで始めた作業を履歴、スキル、コネクターと同じ文脈で扱えるようにした。
Claudeは開いているページを読み、クリックし、入力し、フォームを埋め、複数タブを移動できる。その会話はClaude Desktop、Web、Mobileでも続けられる。Chromeで始めた作業がChrome内だけで終わらない。
Your Claude in Chrome sessions now carry over to desktop, web, and mobile.
側面パネルが作業線になる
Anthropicのヘルプでは、有料プラン全体でClaude in Chromeを提供すると説明している。MaxとTeamではCowork側面パネルが利用でき、Proは今後数週間で順次展開、Enterpriseでは管理者がクラウドCoworkを有効にする必要がある。
会話は履歴に残り、アカウントで設定済みのスキル、プラグイン、コネクターもブラウザ内で動く。9to5Macは、複数のベンダーポータルから請求情報を集め、表を作り、デスクトップでローカルファイルや予算と照合する例を挙げている。
自動承認には条件がある
拡張機能はscripting、debugger、tabs、downloads、webNavigationなど重い権限を要求する。debuggerはクリック、入力、スクリーンショットに使われ、downloadsはファイル保存、webNavigationは高リスクサイトの識別に使われる。
Cowork側面パネルは自動承認モードから始まる。低リスク操作は続けて実行されるが、ファイルのダウンロードや個人情報入力のような操作では確認が入る。Anthropicは、Webページやメール、文書に隠れた指示がエージェントを誤誘導するプロンプトインジェクションを最大のリスクとして示している。
同社は分類器、操作前スクリーニング、サイトブロック、細かな権限、確認プロンプトを防御策として挙げる。既知攻撃の内部テストでは成功率を0.08%未満に抑えたとも説明するが、これは外部ベンチマークではない。
接続できないサイトを埋める
Engadgetが指摘する通り、この機能は公式コネクターのないWebサービスを補う。開発者ならClaude Codeと組み合わせたビルド、テスト、検証の流れに使える。一般の業務では、ログイン済みのWeb画面で動く一時的な作業担当者に近い。
制限も明確だ。他のChromiumブラウザやモバイルブラウザには対応しない。ローカルファイルやコンピューター操作、別のClaude画面からChromeを動かす作業にはデスクトップアプリの接続が必要になる。
参考ソース:Anthropic Claude Help Center、9to5Mac、Engadget、CocoLoop;Chrome側面パネルのCowork範囲、Max/Team/Pro/Enterprise提供条件、権限一覧、自動承認、プロンプトインジェクション対策、ブラウザ対応制限を確認。