AIメガネは重くなりやすい。表示、カメラ、電池、計算処理を足すほど、顔に載せる負担も増える。軽さを優先すると、今度は録音機能つきイヤホンのように見えてしまう。
Moonixはまず軽さを選んだ。標準版AIメガネは7月17日に発売され、価格は2299元から。最軽量のβチタンモデルは14.9グラムだ。派手な表示機能ではなく、記録と個人メモリーを中心に据える。
「装着性が前の1で、機能は後ろの0だ。1がなければ、0をいくら掛けても0のままだ」
最初の勝負は装着性
標準版は、最薄部4ミリのテンプル、最大16時間の総合駆動、6時間の能動録音、10時間のスマート録音をうたう。発売時点で4種類の素材と39種類超のフレームをそろえた。
多くのスマートグラスは40グラムを超える。SnapのSpecs ARグラスは表示機能を持つ別カテゴリーだが、132グラム級まで重くなる。顔に載せる端末では、機能追加がすぐ重さに跳ね返る。
スマホ代替ではなく記憶端末
Moonix標準版は、周囲の状況を低い操作負担で記録し、AIがメモやリマインダー、個人データベースに整理する。ユーザーはボタンで連続録音も始められる。
同社は、ユーザーデータをAIモデル訓練に使わず、元データはスマートフォン側に保存し、クラウド解析後も元データを残さないと説明している。データ処理関連モジュールも段階的に公開する方針だ。
販路はガジェット店だけではない
販売は公式ミニプログラム、京東、100店の博士眼鏡、3店の無界眼鏡で始まる。AIメガネを一般消費者に売るなら、試着、視力測定、フレーム調整という眼鏡店の体験が欠かせない。
心眸科技は設立初期に数千万元規模のエンジェル資金を得ており、新たな資金調達も始めた。証券時報によると、調達資金の70%はAIシステム構成、ハードウェア加工、記録能力などの研究開発に向かう。
次の確認点は、試着から購入への転換率、返品率、日々の記録利用、長期的な同意、そして8月予定のPro版がカメラを載せても重さとプライバシー説明を保てるかだ。
参考情報:智东西、証券時報、解放日報/新浪科技、CocoLoop、人民網財経;発売状況、2299元からの価格、14.9g重量、16時間駆動、39種類超のフレーム、販売チャネル、資金調達とプライバシー説明を確認。