AlphaSenseで注目すべき数字は評価額だけではない。顧客が実際に支払っている年間経常収益が6億ドルに達している点だ。6月3日、同社は3.5億ドルを調達し、評価額は年初の40億ドルから75億ドルへ上がった。
同社の仕事は、企業文書を読む作業をAIで置き換えることに近い。決算資料、カンファレンスコール記録、専門家インタビュー、業界リポート、規制文書など5億件超の商業文書を検索・要約し、アナリストが数時間かけていた調査を数分に圧縮する。S&P 500の約7割、7000社超の有料企業顧客が利用しているという。
今回のラウンドはVitruvian Partners、Accenture Ventures、J.P. Morgan Asset Managementが主導し、CapitalG、Goldman Sachs、Vikingも参加した。Accentureは同社初の戦略的販売パートナーにもなる。大型モデルを訓練して赤字を重ねるAI企業が多いなか、AlphaSenseは「すでに企業が買っているAIワークフロー」として評価されている。
参考資料:GlobeNewswire掲載のAlphaSense公式発表、Yahoo Financeによる新ラウンド報道; CocoLoop